【Rakuten Mini】最強サブスマホ端末?Rakuten Miniをしばらく使ってみた!
大変お久しぶりです。
マサリュウです。
最近はYouTubeに時間をかけておりましたが、今後はブログも連動しています運用していこうと考えています。
今後もよろしくお願いします。
さて、記念すべき復帰第一段となる今回はRakuten Miniの短期間使用感レビューをお送りしたいと思います。
いきなりだけど、ぶっちゃけどうなの?
本題に入る前に、スペックについては以前YouTube動画内でお話ししているので、Rakuten Miniってどんなスマートフォン?、という方はお手数ですが、こちらの動画を見ていただいてから読んでいただくのをお勧めします。
【楽天モバイル】無料サポータープログラム再び!&注目の新端末Rakuten Mini触ってきた
さて、いきなり結論から話をしますが、三週間ほど使った印象としてはCPUはSnapdragonの中でもミドルロークラスのにあたるため、貧弱ですが、軽快に使うことができます。
とはいえ、当然ハイエンド機種に比べると少しでも負荷が多い動作をしようとすると表示に時間がかかることもありますが、このスマホの特性上、サブスマホとして使うのであれば十分に使える性能であると思います。
小さいスマホに適した独自UIはどこかでみたような...?
Rakuten Miniは小さいディスプレイでも使いやすいように独自のUIを搭載しています。
このUI、ぱっと見どこかで見たことあるなー、と思ったらこちらは昨年発売された同じく小ささをウリにしたスマートフォン、Palm Phoneにかなり似ています。
(因みに筆者はPalm Phoneは触ったことはありません。)
Rakuten MiniのUI構成
Rakuten Miniのデフォルトランチャーのホーム画面は3つの画面で構成されています。
一つはアプリアイコンが表示されるスペースとなります。
普通のスマホの場合、別のページのアプリを表示させるには左右にスワイプする必要がありますが、Rakuten Miniの場合は上下にスワイプすることでアプリのページが移動します。
1ページに最大7個のアプリを配置することが可能です。
アプリは上から順に羅列されるので、例えば1ページ目にアプリを6つだけ表示させて、2画面目はアプリを7個表示させる、と言うことはできません。
右にスワイプするとウィジェット表示スペースとなります。
こちらもアプリスペース同様上下にスワイプすることで画面を切り替えることが可能です。
ウィジェットを追加するにはウィジェットの追加領域の最下部に移動してから下から上へスワイプすることで追加できます。
アプリ表示スペースから左にスワイプするとニュースを表示する領域になります。
個人的にはニュースよりはスマートアシスタント的ないろんな情報が見えるページの方が良いかな、と思っています。
小さいディスプレイは持ち運びは便利だけど、実際どうなの?
Rakuten MiniはHD解像度です。
最近主流のフルHDのディスプレイには及びませんが、ディスプレイ自体が小さいため、粗さなどは感じないですし、とてもキレイです。
筆者はより小型ディスプレイを搭載したUnihertz Atomを持っていますが、こちらの解像度はHDよりもさらに低い240×432となっています。
ここまで解像度が低いと小さい画面であってもドットの荒さが認識できてしまうし、文字をよく見ると少し滲んだように見えて見辛く感じてしまいます。
因みにフォントはデフォルト設定で表示される普通のスマホと比べると小さいですが、最大にすると普通のスマホとほぼ同様の大きさにすることができますが、画面が小さいので、一つの画面に表示できる情報量は当然少なくなってしまいます。
文字入力には若干の不満あり
文字入力に関してはすこし判定がシビアだな、と感じました。
例えばテンキーで「あ」を押そうとした時に、誤って下の段の「た」を押してしまったりすることが非常に多いです。
これは私の指が太いからじゃないの?と思われている方もいらっしゃると思いますが、より小さいディスプレイを搭載したUnihertzのAtomの方は同じような打ち間違いは明らかに少ないので、これはRakuten Miniの方が判定がシビアになっているんだと思います。
生体認証にも物足りなさを感じる...
Rakuten Miniの生体認証は、指紋認証は無く、顔認証のみとなっています。
顔認証のスピードはかなり遅くなっています。
しかも他社のものと比べると数秒レベルで遅いので、かなり長く感じてしまいます。
因みに顔認証後すぐにホーム画面を表示させるか手動で上にスワイプするとロック解除されるのかは設定で選択することが可能です。
小さいスマホの大きな悩み、バッテリー持ちは?
Rakuten Miniは本体が小さいので、バッテリー容量も1200mAと小さくなっています。
サブ的な用途(メールチェック、数分程度の電話、音楽再生など)なら1日くらいは余裕で持ちます。
ですが、個人的に試してみたい用途がありました。
それはモバイルルーターとしてテザリング状態にして一日使えるかということでした。
ということで、とある平日、朝8時に充電器から切り離し、会社に持っていき一日モバイルルーターとしてスマートフォンとタブレットを接続して使ってみました。
当日は午後から外出し、移動中に一時間ほど通信を行いました。
その結果、17時過ぎに残り残量18%になってしまい、残念ながら一日モバイルルーターとして使用するには少し無理がありました。
因みに当日はモバイルルーターとしてバッテリーを保持するために、電話等の他の機能は一切使用しなかったので、それを踏まえても実用的な使い方ではないと思いました。
カメラ性能は思ったより〇〇
個人的にRakuten Miniのカメラはあまり期待はしていませんでした(失礼)でしたが、写真については思っていたよりキレイに撮れているなー、と思いました。
個人的な写真の印象は全体的に少し暗めに輪郭が強調された感じです。
続いてズーム機能についてですが、2倍まで可能です。
ズームした写真は普通に撮影するより自然な色合いになっているような気がします。
因みに逆光下での撮影は苦手なようで、写真を見ると、逆光になっている建物は真っ暗になっています。
動画は手振れ補正が全くなく、すぐにぶれてしまうので、固定したり、ジンバルを使うなどしないと手にもって動きながらの撮影は厳しいな、と感じました。
総括~サブスマホの選び方~
Rakuten Miniをしばらく使ってみた結果、感じたのは、やはりこのスマートフォンが最大のパフォーマンスを発揮できるのはサブスマホとして携帯する時だ、ということでした。
僕のなかでサブスマホという物に万能を求めていません。
何か一つでもメインスマホを超える実用的な何かを持っていることが重要なのです。
逆にできる限り万能であって欲しいと思うのはメインスマホです。
僕がメインスマートフォンをiPhoneにしているのは個人的に長年使い続けて慣れ親しんだUIと使い込んできたアプリが詰まった僕の中では万能と呼べるスマートフォンだからです。
対してRakuten Miniは画面も小さいから文字も読みにくいし、文字入力にも難があるし、CPUも性能が低いしとてもメインスマホには向きません。
しかしRakuten Miniにはメインスマホにない利点があります、それが“小さい”という点です。
小さいスマートフォンが便利に使えるのは主に“画面をタッチしなくても使える操作”を行うときです。
その最たる例が電話です。
最近のスマートフォンは巨大化が進み、もはやタブレットに近いレベルにまで達しています。
そんな大きな板を耳に当てて話す姿は冷静に客観的に見るととても異様です。
それに比べRakuten Miniのような小さいスマートフォンなら掌にすっぽり収まって目立ちません。
最近電話はメインスマホであるiPhone 11 Pro MaxではなくいつもRakuten Miniでしています。
次はメールチェック。
先ほど書いた通りこのスマホは文字打ちには向かないですし、長文を読むのも向かないですが、短い文章の確認程度なら十分です。
作業をしながらイヤホンでBGMを聞く時なども役に立ちます。
本機は防滴程度の簡易的な防水も付いているので、晴れた日にジョギングしながら音楽を聴く時も重宝します。
また、おサイフケータイも付いているので、近所のコンビニにちょっとした日用品を買いにいく時などは、Rakuten Miniを1つ持っていけば事足りてしまいます。
このように、新しい独自の使い方をあれこれ考えるのも個人的に変態スマホを使う上で楽しい点ですね。
皆さんならどんな使い方を思い浮かべますか?
もしあればコメント欄で教えてください(^-^)
それではまた(^^)
※この記事の内容は下記の動画と連動しています。
【Rakuten Mini】小さいは正義!?〇〇として考えれば全てが許せるある意味ズルいスマホ、使用感レビュー!※ディスっているわけじゃありません
・私は普段からスマホを複数台持っている。
・メインスマホは何でもできるスマホができる。
・メインスマホでもできるが、メインスマホよりも優れた点が一つ以上あるスマホをサブスマホとして持つと格段に生活が便利になる。
・Rakuten Miniの場合はやはり“小さい”というのが最大の武器になる
・小さい方が使いやすい機能:電話、メール確認、音楽再生
NASについて考えよう!
マサリュウです。
前回の記事でNASを導入するにあたって冗長化の方式であるRAIDについて検討してみました。
ということで、今回は実際に購入するNASについて考えていきたいと思います。
HDDは何本必要?
前回の記事で今回はRAID5で構築することにしました。
前回の記事にも書きましたが、RAID5を構築するには最低3本のHDDが必要となります。
ですが、3本という数は今後別のRAIDを構築しようと考えると少し都合の悪い数となってきます。
HDD3本で構築できるRAIDはRAID0、RAID1、RAID5です。
RAID1で組んだ場合、2本で1本と考えると1本余ってしまいますが、その1本はホットスペアディスクとして使用可能です。
ホットスペアディスクは、使用中のHDDが1本故障してしまった場合、働きが自動的にホットスペアディスクに入れ替わり、自動的にリビルド(再構築)を行うHDDを指します。
HDD4本の場合は、RAID0、RAID1、RAID5だけでなくRAID10でも利用可能となります。
今後運用形態を変える事を考えると汎用性の高い4本搭載可能な製品で考えていきます。
メーカーは?
先日、家電量販店を見に行ったところ、HDD 2本搭載のBuffalo製のものくらいしかありませんでした。
ですが、個人的にBuffalo製品は信頼性に欠けるイメージがあり、今回はパスということになりました。
現状、信頼性や実績から考慮して個人的に気になったメーカーはQNAP社とSynology社製のNASでした。
色々調べて見た結果、QNAP社製はハードウェア、Synology社製はNASに搭載されているOSの使いやすさにそれぞれ利点があるイメージでした。
(実際使い比べないと分かりませんが...)
最終的には...?
というわけで、これまで様々な角度から検討してきましたが、最終的には以下の二つの製品に絞られました。
QNAP ( キューナップ ) 単体モデル デュアルコア 1.7GHz プロセッサー搭載 SOHO&ホームユーザー向け TS-431P【国内正規代理店品】
- 出版社/メーカー: QNAP
- メディア: 付属品
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【NASキット】Synology DiskStation DS418j デュアルコアCPU搭載多機能4ベイNASキット CS7015
- 出版社/メーカー: Synology
- 発売日: 2017/08/10
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログ (2件) を見る
そして最終的に選んだのは...
QNAP社製のTS-431Pでした。
理由はハードウェアのコスパのよさとHDDの取り出しやすさです。
両者の価格にそれほどの差はないのですが、CPUなどのスペックが若干ではあるが、TS-431Pの方が上回っていて、なおかつ価格が若干安かったことも影響しています。
※価格に関しては時期によって変動するので、今後価格は逆転する可能性があります。
HDDについては、TS-431Pは装置前面にHDDが並んでいるため、HDDが壊れてしまった時でも比較的簡単にHDDを交換することができます。
ですが、これは個人で利用する場合の話であり、小規模のオフィスなどに設置を検討されている方は、容易にHDDを抜き取れると盗難等の可能性が有る為、よりHDDが取り出しにくい製品、もしくはHDDを取り出す際に鍵が必要な製品も存在するので、そちらを選択した方がいいと思います。
BUFFALO 管理者・RAID機能搭載4ドライブ NAS 8TB TS3400D0804
- 出版社/メーカー: バッファロー
- 発売日: 2013/06/22
- メディア: Personal Computers
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また、TS-431PにはLANポートが2つあり、リンクアグリケーションにより、2本のLANケーブルを論理的に1つの伝送路とすることができるので、より大容量のデータのやり取りが可能となります。
なお、DS418jはHDDを交換するには外装をかなり外さないといけないようで、大変そうです...
HDDはどうする?
今回購入するNASはHDDが内蔵されていないタイプのNASのため、HDDは自分で購入することとなります。
NAS用のHDDで有名なのはWestern Digital社製のRed Diskを選択しました。
WD 製 Red モデル 内蔵ハードディスク(HDD) 2TB 3.5インチ ロジテックの保証・無償ダウンロード可能なソフト付【LHD-WD20EFRX】
- 出版社/メーカー: ロジテックダイレクト
- メディア: エレクトロニクス
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感の良い方や、HDDが詳しい人なら分かると思いますが、同様にBlue Diskというものも存在しています。
WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 2TB WD Blue WD20EZRZ-RT SATA3.0 5400rpm 2年保証
- 出版社/メーカー: Western Digital
- 発売日: 2018/01/01
- メディア: 付属品
- この商品を含むブログを見る
この2点の最大の違いは、24時間稼働を想定しているかどうかです。
NASというものはパソコンと違って、基本的に電源を切らずに稼働し続ける場合が多い機器になります。
そういう点で、価格にかなりの差はあるものの、信頼性を考慮して、今回はRed Diskを選択しました。
因みに今回は予算上の都合で容量は2TBを選択しました。
よって今回はRAID5構成にした場合、合計8TBからパリティ容量2TBを差し引いて、最大6TBのボリュームを作成することが可能となりました。
(用語の詳細が分からない場合は前回のブログ記事をご覧下さい)
【おまけ】より安全な運用を目指すなら...
さて、ここまで堅牢性のあるデータ保存環境を構築する為にNASを導入しましたが、より強固な環境を構築したいのならUPSの導入をおススメします。
CyberPower 無停電電源装置 (常時商用給電/矩形波出力) 375VA/255W CP375JP
- 出版社/メーカー: Cyber Power
- 発売日: 2016/08/31
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
UPSとは平たくいうと、サーバーやパソコンに繋ぐ大容量のバッテリーです。
これを導入する最大の利点は、急な停電からHDD内のデータを守ることができる、という点です。
もう一つの利点は過電圧やノイズから接続されている機器を守ることができます。
いかがでしたか?
最近はスマートフォンの普及やカメラの高画質化により、個人が扱うデータ量も多くなってきています。
こういうNASが一家に一台あると、家族の思い出をリビングのテレビの大画面で楽しんだり、会社や学校で旅行の思い出を披露するのに手軽にデータを持ってくることができる大変便利なものだと思います。
自宅のパソコンのデータ容量不足にお困りの方はぜひ一度導入を検討してみてください。
自宅サーバー化計画始動!?HDD冗長化の基礎知識
お久しぶりです。
マサリュウです。
最近いろんなことがあり、YouTube、ブログ共にお休みしておりました。
申し訳ありません。
今後、少しずつ再開していきたいと考えております。
動画を編集するようになって扱うデータの容量が増えてきた為、自宅の作業環境を少しずつ変更していこうと考えています。
これまでは基本的に一度動画を上げたら素材や動画を削除していました。
しかし、そうするとアップしてしばらくしてから修正箇所が見つかっても、修正できない、なんてことがありました。
そこで、自宅にNAS(Network Attached Storage)を導入しようと検討しています。
そこで、今回はNASについて、個人の備忘録もかねて考えていきたいと思います。
HDDの冗長化について
NASには複数のHDDが内蔵されており、万が一、一本のHDDが故障しても、データが失われることがありません。
冗長化にはRAID(Redundant Array of Independent Disk)と呼ばれる技術が使われます。
RAIDには数多くの種類がありますが、今回は代表的なものをご紹介します。
RAID0(ストライピング)
この方式は複数のHDDを論理的に一本のHDDとして見せることができます。
1ボリューム構成でHDD2本でRAID0を組んだ場合、HDD1本あたりの容量が2TBだったなら、合計4TBのHDDとして認識します。
ということで、この方式はHDDの冗長化は出来ず、HDDが一本でも壊れてしまえばデータも壊れてしまうので、あまりおススメの方式ではありません。
RAID1(ミラーリング)
この方式は二本のHDDに同時に同じデータを書き込みます。
片方のHDDが故障しても、もう一方のHDDが稼働しているので、データが失われることはありません。
また、壊れたHDDはNASを停止しなくても交換することが可能です。
ですが、2TBのHDDが2本あっても論理的には4TBではなく、2TBとしてしか認識しません。
デメリットとしては片方のHDDが壊れても一見問題なく動作しているように見える為、こまめにNASを確認して運用しないと知らないうちにHDDが二本とも故障してしまい、データが失われてしまう可能性があります。
RAID10(1+0)
RAID10(1+0)は名前の通り、RAID0とRAID1を組み合わせた方式となります。
上記の設定の場合、2本のHDDでミラーリングを設定し、そのグループを2つ作成します。
そしてなおかつその2つのミラーリングされたHDDグループをストライピングで1つの論理的なストレージとしてまとめます。
メリットとしてはRAID0にて冗長化ができないという大きなデメリットを克服することができる方式となっております。
また、それぞれのRAID1グループのHDDが1本ずつ故障しても稼働し続けることができます。
デメリットとしてはRAID1同様、定期的に確認していないとHDDが壊れていることに気付きにくい、という点が挙げられます。
また、最低4本のHDDが必要となる為、今回ご紹介するRAID方式の中では最低必要HDD数が一番多いです。
RAID5
現在企業の重要なサーバーなどで主流となっている方式です。
この方式は複数のHDDを一つ、もしくは複数のドライブにできる方式です。
これだけ聞くと一見RAID0(ストライピング)とあまり変わらないように見えますが、RAID5の場合はちゃんと冗長性が担保されているのが違うところです。
RAID5ではデータを書き込むときに各HDDに分散して、パリティ(誤り訂正符号)を書き込みます。
これによって、1本のHDDが破損しても、交換後にそのパリティを元にHDD交換後にデータの修正を行います。
なおパリティの総容量はHDD本分となります。
よって上記の構成の場合、ストレージとして使用可能なHDDの容量は、
【HDD容量の合計】8TB - 【パリティデータの容量】2TB = 6TB
となります。
デメリットはHDDが最低3本必要になってくるため、RAID1より若干コストが上がります。
また、RAID1同様、1本が破損していても気付きにくく、2本目が故障して、データの損失につながる可能性が有ります。
また、他の方式よりデータの書き込みが若干遅いという問題もあります。
RAID6
RAID6はRAID5の発展形ともいえる方式の技術です。
簡単に言うとパリティを2つにして2台までのHDDの故障に対する冗長化を実現した方式、となります。
メリットとしては、上記に書いた通り、どのHDDが故障しても2本まで冗長性を維持して稼働し続けることが可能となります。
使用できる容量はHDD容量の合計からパリティの容量として使われるHDD2本分の容量を引いた値となります。
上記のHDDが全て2TBのHDDだった場合
【HDD容量の合計】10TB - 【パリティデータの容量】4TB = 6TB
となります。
また、この方式の場合、2本以上のデータ容量として使用するHDDとパリティデータ用の容量分の2本のHDDが必要となる為、最低4本のHDDが必要となります。
メリットは2本までHDDが故障しても冗長性が失われることはない為、今回ご紹介した方式の中では最も冗長性の高い方式ということです。
デメリットは幾ら冗長性が高いといってもこれまで同様こまめな管理が必要なことと、NASにより複雑な処理を要求することになるので、
で、どれにするの・・・?
上記の方式を考えると当然RAID0は冗長性がない為、候補からは真っ先に外れます。
コストと手軽さを考えるなら少ない本数のHDDで構築可能なRAID1となります。
個人的にNASを運用するならRAID1がおススメです。
ですが、ネタとして弱いかな、と考えるとRAID1+0かRAID5、RAID6のどちらか、ということになります(笑)
となると今回購入するNASはHDDが4本以上搭載できる物が対象となります。
同じ4本のHDDを使用した場合、使用できる容量はRAID5は3本分であるのに対して、RAID10は2本分となる為、効率よくHDDを使うにはRAID5ということになります。
よって今回はRAID5を構築できるNASを探していこうと思います。
次回は実際に購入するNASを検討していきます。
それではまた。
2大クラウドSIMルータ対決!【NOZOMI WiFi】GlocalMe U2 vs【世界WiFi】GlocalMe G3
マサリュウです!
今回は現在YouTubeにて比較検証実施中のNOZOMI WiFi様よりご提供頂いているGlocalMe U2(以下U2)と、現在メイン回線として使用中のGlocalMe G3(以下G3)の比較を行っていきたいと思います
外観について
本体サイズは以下の通りです。
GlocalMe U2
縦:127mm 横:65.7mm 高さ:14.2mm 重量:151g
GlocalMe G3
縦:126.5mm 横:65.mm 高さ:19mm 重量:240g
縦の長さ比較
横の長さ比較
縦、横のサイズはほぼ同じですが、際立って違っているのが高さと重量です。
U2薄さと軽さが際立っているので、かなり持ちやすく感じますが、G3はさすがにポケットの中に入れた時の存在感が段違いです。
携帯性についてはU2に軍配が上がります。
外観のその他に特徴について
外観を比較して一番最初に気が付くのは、G3には液晶ディスプレイが搭載されており、ルータ本体で通信量を確認できます。
しかし、U2には液晶ディスプレイが搭載されていません。
G3は液晶ディスプレイ搭載の為単体で容量、設定の確認が可能
U2は液晶ディスプレイは搭載の為、単体では何もできません。が...
本体左側面の電源ボタンを押下すると、
前面のバッテリ残量ランプが点灯し、下のLED点灯している数でバッテリ残量が表示されます。
数秒後、次は電波強度を示すランプが点灯し、下のLED点灯している数で受信している電波の電波の強度が表示されます。
これだけでは使用料の確認ができませんが、実は確認する方法はちゃんとありますが、その紹介は後ほど...
回線について
これは本体の性能の問題ではないんですが、今回契約している会社が違うため、利用できる回線が異なります。
U2を提供していただいたのは、NOZOMI WiFi様で、本ルータは“無制限プラン”で提供されるルータとなります。
ルータ自体はレンタルとなる為、契約完了後、返却する必要があります。
このプランは、クラウドSIMサーバに大量のSoftbank回線のSIMが登録されていて、大量の通信を行ってしまって、通信制限がかかってしまうとクラウドSIMサーバが自動的にSIMに切り替えるイメージになります。
対するG3は世界WiFiが販売しているルータとなります。
こちらはルータ買取りとなる為、回線契約時に別途本機を購入する必要があります。
こちらはU2とは違い、Softbank回線だけでなく、docomo、au回線への接続も可能です。
動きとしては、基本的にはSoftbank回線を使用し、Softbank回線の受信状況が悪くなった時にdocomo回線(docomo系MVNOを含む)、au回線を補助的に使用する形となります。
私が使用している限り、Softbank回線の他に接続が確認されたのが、“Bekkoame”という回線でした。
世界WiFi様に問い合わせたところ、Bekkoameはdocomo系のMVNOサービスである、とのことです。
筆者の場合、Bekkoameに接続されると急激な速度低下が起こる為、世界WiFiに問い合わせたところ、以下のような内容の返答がありました。
“BekkoameのSIMは3日間10GBのような制限があり、とある人が制限まで使ってしまい、制限がかかった状態のそのSIM情報を割り当てられた際に低速になってしまう場合があります”
とのことでした。
【Bekkoame回線の謎】
上記の説明で“docomo系のMVNO”と書きましたが、この回線について、不明な点が一点あります。
それはBekoame回線がU2でも繋がることがあるということです。
U2のプランは本家Softbank回線のみ使用するはずなのに、なぜU2で“Bekkoame”が接続されるのかが分かりません。
SIMカードスロット
クラウドSIMはSIMカードがなくても契約するだけで使うことができるんですが、それとは別にSIMカードスロットが2つずつ搭載されています。
G3はnanoSIM2枚挿しになっており、SIMフリーとなっているため、海外で購入したSIMを挿すことも可能です。
因みにG3はスマートフォンと同じようにSIMピンを使ってトレーを引き出す方式です。
U2にもSIMスロットが2つありますが、標準SIMとMicroSIMの2枚挿しになっています。
ですが、NOZOMI WiFi様はこのスロットの使用を禁止しています。
こちらはカバーを外してSIMスロットを出現させる形式です。
その他の共通機能
GlocalMeのルータには防護機能というものが存在します。
これは大量のパケットを消費するものと思われるアプリやOSのアップデートを抑止するための機能です。
この機能はデフォルトで有効となっており、なおかつ、現状デフォルトでオフにすることはできません。
ただしこれは一時的に解除することができます。
G3の場合、その他のメニューから”データ容量の節約”を選択します。
”防護機能をオン”の横のスイッチをタップし防護機能をオフにする。
解除するときに時間を設定し、その時間が経過すると再び防護機能がオンになるといった仕様です。
オフ時間は上記のように選択することができます。
設定の例としては、アプリのアップデートはそれほど時間がかからないので、解除する時間を短くし、アップデートに時間がかかるOSのアップデートで使用する場合はその時間を長く設定する、といった使い方をするといいと思います。
その他の独自機能
これまで比較してきた機能の他にそれぞれ独自の機能があります。
U2にはディスプレイが搭載されていない分、接続したスマートフォンのWeb GUIで確認することができます。
これができるので、U2はディスプレイがなくても使用量の管理もできるし、その時にわざわざルータをバックやポケットから取り出す必要がなくなります。
因みにG3ではこの機能を使うことはできません。
(世界WiFiで機能を制限されている可能性がありますが)
G3には大容量のバッテリを搭載していることで可能になる、他のガジェットに電源を供給する機能が搭載されています。
この機能の詳細については下記の記事をご覧ください。
通信速度
通信速度はYouTubeにて検証結果について解説しているのでこちらをご覧ください。
筆者は大阪市内を中心に行動し、通勤や移動時に主にストリーミング配信の動画、音楽の視聴、Web閲覧がメインですしたが、その使用範囲において全く問題はありませんでした。
この回線は基本的にはキャリア回線なので、MVNOのような混雑時の極端な速度低下は見られないため、MVNOの通信速度に不満を感じている方におススメです。
一方他のYouTuberの方のご意見を総合してみた時、アップロードを重視される方(外出時に動画配信をされる方、など)
筆者が確認できていない事象
今回NOZOMI WiFi様より3週間お借りすることができたため、色々検証させていただきております。
返却する日が近付いているんですが、他の方からに出ていて筆者のルータでは確認できていない現象があります。
それは電波強度を示すLEDが高速点滅し通信できない状態が続く、再起動かけたら起動するまでに5分ほど時間を要する、という現象です。
因みに上記のステータスは”サービスエラー”を表します。
この現象はルータのSIM情報が書き変わるときに起こっておるんだと思いますが、真相は不明です。
また、現象が発生した人と筆者の使用方法の違いを考察してみたところ、筆者は自宅に帰ったときに電源を切っていることが考えられました。
以前の記事にも書いたことがありますが、モバイル回線はあくまで外出時に使用すべきものなので、使用する必要が無い時は電源を切ることをお勧めします。
その方がバッテリへの負担が少なくなり、ルータを長期的に使用することが可能です。
いかがでしたでしょうか?
上記の2種類のルータは使用しているサービスが異なる為、使用するサービスによっても感想が変わる可能性が有りますが、自身で使用した感想と他の方の意見を総合した結果、”通常の使用であれば、総合的にはまだクセのあるルータ”という印象でした。
今回NOZOMI WiFi様では今回提供いただいた無制限プランにも、従来ののキャリアから提供されているルータで提供される使用容量に制限を設けたプランも存在するため、使用用途が合う方であれば、そちらを選択した方がよいかもしれません。
モバイルルータのサービスに興味がある方は今回の記事が何かの参考になれば幸いです。
それではまた。
【ご報告】YouTube動画投稿、開始しました!
【私想】震災の日を前に考えるモバイル回線の在存意義
マサリュウです。
3月11日が近付いてきました。
(この記事は2018年3月10日に書いています。)
私の場合、幸い東北に親類はいないこともあり、直接の被害はなかったものの、テレビを通して見た惨状は今でも目に焼き付いています。
今回は震災の日を前にモバイル回線のマナーについて考えていきたいと思います。
レンタルWiFiの無制限プランについて
自分の記事の中で、度々モバイルルータのレンタルサービスについて取り扱ってきました。
以前と比べ容量や回線種別によってプランが増えてきたものの、やはり注目を集めるのは“無制限プラン”というプランです。
内容は文字通り容量無制限でモバイル回線を使うことができる、というものです。
ですが、実際のところは200GB、300GBの過度な通信が発生したルータは通信制限がかかるサービスが殆どのようです。
(しきい値は各社、端末毎で異なるようです。)
僕も容量無制限のプランを契約していますがそんなに大容量を使うことはできないので、制限がかかったことは一度もありません。
無制限プランを使用して感じたこと
僕が約1年レンタルWiFiの無制限を使ってきましたが、そこで感じたことは“無制限はいらないな”ということでした。
また、無制限プランとはいえ、実態は大容量すぎる通信には制限がかかってしまってる現状を見ると真の無制限といえるものはほぼ存在しないと思われます。
現状、キャリアでは通信の公平性を維持するために過度に帯域を占有する人には帯域制限を実施しています。
それは無制限のモバイルルータであっても例外ではないはずです。
レンタルされているルータの契約条件は僕にも分かりませんが、常識を外れた容量を使うユーザを制限するのはみんなが快適にモバイル回線を使う上でなくてはならないものなのです。
それなら、容量を明記して、各々自分の環境にあった容量を選択する方式に変えるべきだと思います。
僕はモバイルルータはあくまでモバイル、要するに外出時に使う回線、として利用している為、帰宅するとルータの電源を切り、自宅のケーブルテレビの回線につなぎます。
速度は10Mbps程度しか出ませんが、YouTubeを見るくらいなら、デスクトップPCでも、4K動画でもなければ問題なく見ることができます。
無制限なのでつけっぱなし、繋ぎっぱなしでも問題ないはずですが、そうしないのには訳があります。
モバイル回線=みんなで使う資源
とある方が「モバイル回線の方が便利だから、無制限に使えるなら固定回線なんていらないよ」と言っていました。
失札ですが、僕はその考えには全く共感できませんでした。
僕はモバイル回線は“みんなが使っている公共の資源”という考え方でモバイル回線を使っています。
また、固定回線があるからこそ、モバイル回線に人が集まらず、快適な通信環境を実現できている、ということが分かっていないんだと思います。
モバイル回線は電車の座席に例えられると思います。
みんなで譲り合えばたくさんの人が利用できますが、もし一人の自分勝手な人間が手荷物を横に置いたりすると、座れる人も減ってしまいます。
対して、固定回線はプロバイダから自宅前まで仮想的に確保されたトンネルのようなものが引かれる為、大容量の通信が可能となります。
よって、僕は光でもケーブルテレビでも引ける環境にある人は固定回線を引かれることを強くお勧めします。
(短期滞在等の事情がある方は別ですが...)
無制限→湯水のように使っていい物ではない!
無制限と聞いて本当か検証する為に1TB(=1000GB)以上の大容量のパケットを使用したYouTuberの方もいたようですが、僕から言わせると、その検証に何の意味があるの?と思ってしまいます。
(因みにその動画タイトルを見ただけで内容を見たいと全く思わなかったので僕は一切見ていません。)
多くの方は今でもキャリアで契約し、5GBほどの容量でやりくりしている方が殆どです。
そんな人達にその情報は必要でしょうか?
確かにその容量では足りず、20GB、30GBのプランも存在しますが、それそも1TBなどという異常な容量のパケットを使う必要があるなら、それこそ固定回線を引くべきです。
そんなことより、どうすれば少ない容量で快適なモバイルライフを送れるか、を検証した方がよっぽど有益ではないか、と思います。
NOZOMI WiFiの完全無制限プランについて
NOZOMI WiFiさんでは4月2日からクラウドSIMシステムを使った”完全無制限プラン”を開始されます。
これは制限がかかりそうになった時、クラウドSIMサーバが仮想のSIMカードを切り替えることによって、理論上1TBを超える通信も行うことができるプランがスタートします。
この開始に当たって、Twitter上で製品を動画で紹介してくれるYouTuberの募集をされていました。
その中の文言の中に”1テラ使ってみた!など、無茶な使用はお控え頂き、日常の使用にてお願い致します”という文言がありました。
中にはそれに異論を唱える方もいますが、僕はこの文言は絶対に必要だと感じました。
震災の時のことを思い出して
東北大震災の時、多くの方がモバイル回線でお互いの安否を確認し合うことができました。
同時に様々な場所で多くの通信障害も起こり、なかなか安否確認ができない、という事態も発生しました。
その時のことを思い出した時、回線を無駄使いしようと考える人はいるでしょうか?
震災からキャリアも色々なことを反省してモバイル環境を整備されています。
同時にスマートフォンやタブレットなどのガジェットの登場により、個人が使う通信容量も増大しました。
通信環境だけでなく、使う側のモラルも震災を機会も改めて考えてみてみることも必要な時期に来ているのかもしれません。
いかがでしたか?
最後に僕はモバイル回線を使うな、という気は全くありません。
モバイル回線は使利な物で、どんどん活用すべきだし、生活していく上でどうしても必要であるなら自宅回線として使ってもいいと思います。
要はモバイル回線も譲り合いの精神が大切であることが一人でも多くの方に感じていただけたら幸いです。
それではまた^^
にわかに注目され始めたクラウドSIM
マサリュウです。
今年に入りにわかにクラウドSIMシステムを使ったサービスが増えて来ています。
今回は改めてクラウドSIMって何?というところから、現状すでにサービスを開始している、または今後開始されるサービスにつて説明していきたいと思います。
【おさらい】クラウドSIMって何?
まずはクラウドSIM技術について説明します。
クラウドSIMは簡単に言うとクラウドSIMサーバが適したSIMカードを自動的に差し替えてくれるといったイメージでしょうか?
利点としては、SIMカードやSIMピンが
なくてもルータが受信する回線を切り替えることができるという所です。
この機能を使うことにより、クラウドSIMサーバに登録されていれば海外に行ってもSIMカードの差し替えなしでその国のキャリアの電波を掴むことも可能です。
欠点としてはクラウドサーバにトラブルが発生してしまうと、その下にぶら下がるすべてのルータが使えなくなってしまうところです。
私の使用する世界WiFiにおいてもこれまで何度かサーバのトラブルによりネットワークが不通になったことがあります。
また、解約してしまうとその機能が全く使えなくなってしまうところも欠点の一つです。
ですが、クラウドSIM対応端末の中にはSIMカードスロットが搭載されていてそこにSIMカードを挿すことによってSIMフリーのモバイルルータとしても使用することができるようになっています。
クラウドSIMシステムを使用したサービスあれこれ
【既に提供開始済みのサービス】
①世界WiFi
このサービスはこれまでいくつか記事を上げているので、詳細は省略します。
②GWiFi
このサービスは2017年8月下旬より提供されたサービスです。
世界WiFiとの違いは以下の通りです。
・家電量販店等でルータを購入してからスマホなどから契約を行う。
・国内で掴める電波はdocomo、ソフトバンクのみ(auは不可)
・容量別のプランを選択し、購入する。(購入したパケットの使用可能期間は30日間)
・海外で使用する際もプランを購入する形になるため、事前連絡などは不要
必要に応じてパケットを購入する形になるので、縛りなんてものは存在しません。
また、しばらく使わないならパケットを更新せずに眠らせて、キャリアのスマホのパケットがピンチになた時や、海外旅行に行くときのみパケットを購入、なんてことも可能です。
国内利用の場合、価格は以下の通りです。
・4GLTE 3GBプラン:¥1,480(税込)
・4GLTE 5GBプラン:¥2,280(税込)
・4GLTE 10GBプラン:¥3,480(税込)
・4GLTE 100GBプラン:¥3,980(税込)
なお、こちらも何度かシステム障害の話を聞いたことがありますが、世界WiFiより頻度が多いな、といった印象です。
Gwifi 世界対応モバイルWiFiルーター 【日本正規代理店品】G3000A
- 出版社/メーカー: GWiFi
- 発売日: 2017/08/10
- メディア: エレクトロニクス
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③jetfi
こちらのサービスは先日見事にFREETELブランドを復活させたMAYA SYSTEMが提供しているサービスとなります。
こちらもGWiFiと同じく購入してからプランを選択する方式のサービスになります。
こちらのサービスは海外で使用するパケットプランが多彩です。
クラウドSIMサービスの多くは海外で利用する場合、1日あたり使用できる容量は300MBあたりが主流ですが、このサービスはなんと一日最大1GB使えるプランも存在します。
またルータは購入もレンタルも可能です。
購入の場合、月額¥4,980で100GB使用することが可能です。
jetfi G3 クラウドSIM搭載モバイルWi-Fiルーター 世界100国以上に対応/4G/5350mAhバッテリー
- 出版社/メーカー: uCloudlink
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【今後提供が開始されるサービス】
④熊本モバイル
https://www.biccamera.com/bc/item/4121804/
このサービスもG3000に近く、家電量販店(現状予定されているのはビックカメラのみ)で本体(機種名:SG800)を購入し、その後自分で開通する、といった形式となります。
このルータの最大の特徴は国内通信は容量無制限であるところ、開通後すぐに電波を掴むことができる点です。
海外利用時は地域によって料金が異なるようで海外で利用する場合は1日512MB使用できます。
あと個人的に感じる弱点はSIMスロットが付いているが、使用することができないところでしょうか。
私が使用しているGlocalMe G3はSIMトレイが付属していて、現地のプリペイドSIMなどを使用することによってより安く運用できる可能性がありますが、SG800の場合そのような運用ができません。
SG800本体の価格は¥26,784(税込)、月額使用料は¥3,980(税抜)です。
SG800本体の詳細スペックや使用できる国の情報は以下のリンク先をご覧下さい。
https://prtimes.jp/a/?f=d24476-20180301-4861.pdf
https://www.biccamera.com/bc/item/4121804/
⑤NOZOMI WIFI
こちらは2018年2月に始まったサービスで、俗に言う民泊WiFiの一種になります。
よってこのサービスは本体をレンタルする形になる為、
これまで紹介にきたサービスよりも初期費用が圧倒的に安くなります。
こちらはjetfiとは逆で国内利用重視のプランとなっています。
この会社は2018年3月現在4つのプランがあり、2018年4月から完全無制限ということで、このプランでのみクラウドSIMを利用したルータ、GlocalMe U2を使用し、容量制限が近付いたらSIMデータを書き換える、といった形で運用されるようです。
なお、初期手数料は¥3,980、月額利用料は¥4,480、2018年4月1日に200台限定で入荷するとのことです。
現状海外で使用できるか、などは不明です。
クラウドSIMサービスを検討する人への注意点
今後もっと様々なサービスが登場する可能性が有るクラウドSIMですが、個人的に使っていて気を付けた方がいい点をいくつか挙げさせていただきます。
新サービスに容易に飛びつくべからず!!
これらのサービスは使える通信容量が通常のキャリアとは段違いなうえ、価格もキャリアとMVMOの中間位なので、すぐに飛び付きたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的にサービスリリース直後に契約するのは非常に危険だと思います。
というのも、クラウドSIMサービスはクラウドSIMサーバがないとサービスが成り立たないからです。
このシステムはクラウドSIMサーバがコケてしまうと、その下にぶら下がるルータ全てに影響が出てSIM可能性が有ります。
サービス開始頭初はサーバのトラブルが発生することも予想されるので、ある程度様子を見て安定稼働するかを見極めた方がいいと思います。
サービス開始後しばらくはYouTubeなどで人柱になって下さる方々がいらっしゃるはずなのでその方達の使用感を参考にして熟考されることをお勧めします。
サブ回線を用意すべし!
僕はGlocalMe G3をメイン回線として使用し、予備回線として、スマートフォンに1GBプランのMVNOのSIMを挿しています。
現在、上記の事態を予想して、ルータ本体やクラウドSIMサーバで障害が起こって通信できなくなっても対処できるように準備しておくことをお勧めします。
いかがでしたか?
僕が世界WiFi、クラウドSIMの存在を知って約一年になりますが、少しずつ日の目を見るようになってきました。
現在eSIMを搭載したスマートフォンは登場していませんが、今年中にjetfiを取り扱っているMAYA SYSTEMさんがFREETELブランドで出すかも、という話も聞いているので、今後注目してみると面白いんじゃないでしょうか?
それではまた(^o^)/