世界WiFi新展開!GlocalMe G3レビュー
マサリュウです。
私が一番最初に端末、WorldTouchを憶えている方はいらっしゃいますでしょうか?
先日世界WiFiからメールが来ました、概要は以下のサイトのお知らせに関するものです。
ということで、この度WorldTouchからGlocalMe G3という機種に無償交換していただきました。
今回はまだ届いて間も無いですが、この2機種を比較しての雑感を書きたいと思います。
レビュー後のWorldTouchの使用感
以前のレビューに書きましたが、WorldTouchは他の方にお勧めできる端末とは言えない、という結論は変わりませんでした。
メールの中に書かれていたWorldTouchで書かれていた主な不具合は以下のようなものでした。
・国内での通信障害
・一部海外エリアでご利用いただけなかった事例
・機器自体の充電関連の不具合
etc
2つ目の不具合は海外に行っていないので分かりませんし、僕の使用環境下では充電関連の不具合は確認されませんでしたが、通信障害に関しては月に数回レベルで発生していたように思います。
また個人的によく発生していた不具合としてはルーターは正常に動いているのに、急にスマートフォンとの接続が切断され、再接続しようとすると“パスワードが一致しません”という旨のメッセージが表示され、ルーターを再起動しなくてはいけない、という怪現象が頻発していました。
解決方法は分かっていたものの、このようなことが頻発していたので、決して満足度の高い製品ではない、というのが正直な使用感でした。
通信品質は向上
とはいえ、通信品質に関してはWorldTouch購入当初(2017年5月下旬)はおそらく8Mbps制限がかかっていたらしく、それ以上の速度は何度測定しても出ない状況でした 。
2017年8月下旬ごろからはかなり品質が改善され、調子がいい時は下り30Mbps近くまで速度が出るようになり、民泊WiFiに迫る使い勝手まで向上しました。
世界WiFiはdocomo、au、ソフトバンクそれぞれの電波を掴むことができますが、どうやらメインで掴むのはソフトバンクの電波で、補助的な役割としてdocomo、auの掴むようです。
(あくまでこれまでの動きを見ての予測です。)
WorldTouchとGlocalMe G3の違い(概観編)
それでは、これまで使ってきたWorldTouchと、最近使い始めたGlocalMe G3の使い勝手を比較していきたいと思います。
まずは外見から。
本体の大きさは幅と高さはほぼ同等ですが、長さのみGlocalMeの方がWorldTouchを上回っている為、全体的にGlocalMeの方が大きくえます。
外装の素材はWorldTouchはプラスチック、GlocalMe G3はガラスとアルミとなっています。
素材からも分かる通り、見た目の高級感はGlocalMeの方が圧倒的に上です。
ですが、本体の重量もGlocalMeの方が重くなってしまっています。
次に外見を比較して真っ先に気付くのが、液晶ディスプレイの有無です。
WorldTouchには本体にディスプレイが付いていません。本体についているのはLEDランプだけで、それぞれの色の変化で状態を確認します。
また、当日の通信料などを確認したい場合はアプリを立ち上げて確認します。
また、アプリでは当日以外に過去の通信料を細かく確認することができました。
入手当初はアプリもリリースをれておらず、本体にディスプレイが付いていないことが不満でしたが、容量の確認がスマートフォンでできるのは、わざわざ本体を取り上げて確認する必要が無かった為、意外に使いやすかったです。
対するGlocalMe G3は本体にディスプレイが付いており、使用容量を確認するには本体のディスプレイを表示させる必要があります。
GlocalMeにはアプリが提供されていますが、世界WiFiより提供されている場合は使うことができないようで、現状WorldTouchより少し不便に感じます。
WorldTouchとGlocalMe G3の違い(機能編)
WorldTouchを使っていて、最も不満に感じていたのが起動するまでの時間でした。
僕はモバイル回線容量を無駄に消費しない為に外出する時にルーターの電源を入れるからです。
両者の起動するまでの時間を比較してみたところ、WorldTouchは起動までに約2分かかっていたのに対し、GlocalMe G3は約1分で起動しました。
内部の設定に関しては、WorldTouchは殆ど変更することはできないのですが、GlocalMeはAndroidで動作しているせいか、いくつかの設定変更が可能です。
また、GlocalMeのソフトウェアアップデートは、その場合のみ、モバイル回線ではなく、自宅などの無線LANに接続できるため、GlocalMeのアップデートの為にモバイル回線の容量を消費しないで済むよう配慮されています。
WorldTouchの場合はアップデート自体がありません。
また、それぞれのルーターにはSIMスロットが付いていますが、GlocalMeはSIMスロットがデュアルSIMとなっています。
GlocalMe G3のSIMスロット
そして、一番の不満点であった急に通信が落ちたり、WiFi接続ができなくなる、といったトラブルが週に数回レベルで頻発していた不具合に関しては、GlocalMeに変更してからは一度も起きていません。
また、GlocalMe G3の独自機能として、本体下部のフルUSBポートにケーブルを接続して接続した機器を充電する、モバイルバッテリーのような役割を果たします。
多用するとGlocalMe G3本体のバッテリがなくなるので、あくまで緊急時向けの機能ですね。
他の機器に給電している時は赤いLEDが点灯します。
まだ使用し始めてー週間ですが、現時点での満足度はGlocalMeの方が高く、変更して頂いてよかったと思っています。
WorldTouch→GlocalMe G3変更時最大のデメリット
総じて満足度の高いGlocalMe G3ですが、WorldTouchと比較してスペックダウンしてしまった箇所があります。それは制限容量超過翌日の通信速度についてです。
世界WiFiの容量制限は1日3GBです。この値を超過した場合、翌日に通信規制が入ります。
その速度が、WorldTouchとGlocalMeでかなり違っており、それぞれ512kbps、200kbpsとかなっています。
これは1日3GBの制限を頻繁に超えてしまう方にとっては相当なデメリットになってしまうと思いますが、私は使い始めてから1度も1日3GB以上も使用したことがない為、このスペックダウンは私にはほぼ影響しないと思っています。
なお、この件について、世界WiFiに問い合わせたところ、元の条件に戻せるようにGlocalMeの販売元と交渉中、とのことでした。
今の世界WiFiはおススメできるか?
僕がこのブログで初めてWorldTouchをご紹介した当時と現在とでは若干状況が変わってきました。
2016年後半から民泊WiFiという容量無制限のモバイルルータのレンタルサービスが登場しました。
最近ではそれらの業者は色んなプランを出すようになりました。
その多くは容量に制限を付けるもので、無制限プランは値上がりしてしまいました。
現在の他社の価格で考えると、世界WiFiの月¥3,800というプランは以前に比べて割高感はなくなってきたように思えます。
とはいえ、ルータは購入しなくてはいけない、1年縛りがあるというデメリットを考えると、まだ民泊WiFiよりは手を出しづらく感じる部分は否めないと思っています。
とはいえ、キャリアの価格よりは格段に安いので、今後一般販売でもGlocalMe G3が提供されるのであれば、選択肢としてありだと思います。
いかがでしたか?
今回の記事では国内利用の話ばかりでしたが、世界WiFiの他のモバイルルーターにない魅力は名前から分かる通り、海外に行っても使用できるのが魅力です。
国内外で気軽に利用できるので、海外出張が多い方にはかなりオススメです。
現地のSIMをSIMスロットに挿してそちらの回線を使用することもできるので、GlocalMe G3は国内外でシームレスに使えるのが最大の魅力です。
興味がある方は是非一度お試しください!
(と言っても、今は受付を停止していますが・・・(汗))
それではまた( ^_^)/~~~